バブル崩壊後の日本、そして中国 2013 7 27

 低迷する個人消費、低迷する株価、低迷する地価。
こうしたものは、バブル経済の崩壊が原因で、傷口さえ治れば、
つまり、過剰な設備、過剰な債務、過剰な雇用が改善されれば、
日本経済も、元に戻ると考えていませんか。
 しかし、「三つの過剰」と言われた「設備、債務、雇用」が改善しても、
日本経済は、さえない状態が続いています。
 バブル経済の崩壊という「外傷」に目を奪われていますが、
もっと根本的な問題が潜んでいませんか。
 それは、「人口ピラミッドがひっくり返る時」です。
日本経済も、日本の社会制度も、
人口構造がピラミッド型であることを前提として、
成り立っているはずです。
そのピラミッドが、ひっくり返る時、どうなるか。
 書名 人口ピラミッドがひっくり返るとき 高齢化社会の経済新ルール
 著者 ポール・ウォーレス 翻訳 高橋健次 出版社 相思社
 中国も同じ道をたどるかもしれません。
強力な経済改革によって、
「三つの過剰」(過剰な設備、過剰な債務、過剰な雇用)を解消しても、
やがて高齢化社会という現実に直面するでしょう。
これは、一人っ子政策の大きな副作用と言えます。
 将来の中国に必要なものは、
軍事拡張ではなく、経済改革と高齢者福祉です。
これをやらなければ、中国は新興国のままで終わる。







































































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